非日常的ハロルド@どいちゅらんど

在独8年目となりました。北ドイツでのんびり暮らしています。

【Diplom】Sonatenteilprüfung

ハロルドです。

卒業の記事と順序が逆になってしまったのですが…
2月25日(火)に行われたソナタ試験のことについて記しておきます。

2月はすでに大学が春休みに入っており
そんなわけで大学HPにも催しとして記載されておらず…
しかし何人か知り合いと友達を誘って、聴きにきてもらいました。

なもので、かなりアットホームな雰囲気で試験でした^^;

今回はトランペット科三名の合同試験、コンサート形式で行われました。
休憩無しの約一時間半、トランペットづくしで聴くほうも大変だったかな…苦笑

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

演奏した曲は

T.Charlier : Solo de concours (シャルリエ:コンクール用小品)
G.Torelli : Sonata a cinque in D-Dur (トレッリ:五つのソナタ)
T.Takemitsu : Paths for trumpet (武満徹:径~ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に~)

個人的全体評としては80パーセント上手くいったかなという感触。
しかし審査員の評価はイマイチ…でした。

以前から酸っぱく言われていた
「堂々と演奏」「わたしはここにいる、という演奏」「守りに入らない演奏」
こういった箇所が全く評価に反映されませんでした。

試験前、ライナー先生に
「好きなように、思うように演奏していいんだよ」と言われたもので
腹を決めてそのように演奏・提示したつもりだったのですが
わたしの演奏スタイルというものは、どうも前向きに評価されないようで。。。悲

しかし、それでも私自身は満足し、達成感のあった演奏だったと思うのです。
演奏していて楽しかったし、緊張も適度にあったし
全て終わったとき、難点はあったけれども全体的にはよかった。

自己満だとは思いますが、少しづつ自分自身を認めていくことも
必要だと学びました。
若いときには実感できなかったけれども、今この歳だからこそわかることもある。



なにが大変だったのか、終わってみるとあっけらかんとしてよくわかりませんが
やっぱり「試験」という言葉にすごく焦り、追い詰められていました。

年が明けてから準備し始め(遅)、約一ヵ月半、苦しい練習の日々。
いろいろ考えたし絶望感もたまにあり、わたしはなんでこんなことやってるのか、と。

試験とは、やはり通過点に過ぎませんでした。←

これからは聞いてくれるひとのために演奏できます。

ソロを吹く機会はこれからもあるかわからないけど
準備はしすぎるに越したことはないです。

これからは気持ち新たにマイペースで頑張っていきたいと思います。


DSC_0819-1.jpg
時間がなくてあわてて当日に作成した手書きのプログラム。笑

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タグ : ディプロム マスター バチェラー 卒業試験 トランペット

[ 2014/03/17 12:04 ] ディプロム取得試験 | TB(0) | CM(0)

【Diplom】Orchesterstudien

ハロルドです。

11月4日(月)にオケスタの試験をやってきました。

はっきりしっかり書いておきます。←

すごく心残りのある演奏になってしまいました。
結局(書いてないけど)残り一週間で調子を整えることができず。

練習の取り組み方は悪くなかったと思うのですが
ちょっと週末もゆっくり休むことができず
なんとなく仕上がっていないことの不安も残しつつ
そんな状態の試験になってしまいました。残念。

やはり試験は試験で、ひとつの目標点として取り組むべきでした。
以前のように吹けるようになったからといって
予定を詰め込むべきではなかったのですよ。。。

先生には
「調子が戻らなかったら変更してもいいよ(むしろそうして)」
と言われていたのですが、自分の頑固な部分が今回のような結果を招くという。



演奏した曲は8曲。
受験者が作成したリストから試験官がそれぞれ当日指定してきます。
けっこうアットホームな雰囲気になったので(良くも悪くも)
緊張感はそれほどなくて、まあラクな気持ちで臨めました。
曲指定はされるけど、順番は自分で決めて吹いていいよ、と言われ
まずはB管で、後にC管という組み合わせにしました。

マラ5とペトリューシュカでやらかしました!!←
あとワーグナーのピアニッシモで吹く部分も。
残りの五つは自分では満足した演奏でしたが。

今回の受験者はふたりいたので、ピッコロのオケスタはあとで吹きました。
3曲指定でした。
春の祭典のミュートが上手く鳴らなかったかな。う~む。



自分で良くできたと思っていたところが点数にまったく反映されず
悪かった印象が審査員に残ってしまったようです。
特に毎回強調して言われるのが「積極的に見えない」というところ。

たしかに自分の演奏スタイルは、オケマンには受けが良くないだろうし
だからと言って、そのスタイルを変えれるかと言うとやっぱり違う。
もし仮にオーディションでハイドン一次通過したとしても
オケスタでの評価はされないのかもしれない。
そこはわたしが考えを柔軟にしてもいいような気もするけど
自分がこれからどうありたいか、によってはまだわからないのです(遅っ)

わたしは自分が演奏時にどう見られるか、など演奏以外のこともずいぶん
気にするようになったし、そのための訓練も練習以外にもちろんするわけです。
そして前回も書いたような「いつでも吹けます!」というのも
本来、ただ吹けるだけでは仕事なんかいつまでも来ないわけです。



今回の顛末を知り合いのラッパ吹きに話したのですが
やっぱりわたしの頑固な部分をもっと柔軟にしたほうがいいし
断れる仕事というか、仕事を断る勇気も必要だし
プライオリティは自分でしっかり決めないといけない、と反省しています。

オケスタの試験は終わりましたが、勉強に終わりはないということを
また今回改めて思い知りました。

DSC_0603.jpg

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タグ : ディプロム マスター バチェラー 卒業試験 トランペット

[ 2013/11/10 14:56 ] ディプロム取得試験 | TB(0) | CM(0)

【Diplom】Konzertteilprüfung

ハロルドです。

7月9日(火)にコンチェルトの試験(非公開)を受けました。

コンチェルトとは言わずもがな協奏曲のことですが、試験ではピアノと演奏します。
規定では時代の異なる二曲を提示して、試験官は途中で止めることができます。
というのは、コンチェルト試験は基本的に非公開の形を取っているからです。

この日は毎ゼメスター最後に設けられている、金管・木管合同の試験日。
受験者が多数いれば交代しながら演奏できるので、休憩も取れるということで
精神的にはキツくなくできたと思います。。。

…と思うだけでやっぱりキツかった!!笑笑

コンチェルトは二曲用意、ということで

J.Haydn : Konzert Es-Dur für Trompete und Orchestra
T.Albinoni : Konzert C-Dur für Trompete, Streicher und B.C.


王道を演奏してみました。

ハイドンは結局、全楽章吹く羽目になってしまいました。
試験官は誰も止めてくれませんでした。。。
二楽章と三楽章はよかったと思いますが、鬼門である一楽章でありえないミスを。
なかなかこの曲はわたしにとってすっきりとさせてくれないようです。

アルビノーニは「一楽章と三楽章を演奏します!」と言ってから演奏しました。
ちょっと消極的かもしれませんが、通りそうな要望はハッキリ言うべきなのです。
こちらもちょっと凡ミスがありましたが、演奏自体は悪くなかったです。

全員の演奏終了後は点数と講評を聞きに行きます。
正直に書くと
点数は、う~む、しかも講評も、なんだかな~、
という感触。

わたしの好みと試験官の好みは完全に違うようでした。残念。

音楽はやっぱり水物ですね。

評価される場所で好みに合った演奏、そして100パーセントの演奏をすることは本当に難しいです。

わたしのスタイルを知っているひとの前で演奏するのは、オケのオーディションよりも緊張します。

残るはソナタ試験とオケスタ。
試験日は未定ですが、この夏休みに着実に積み重ねていこうと思います。

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タグ : ディプロム マスター バチェラー 卒業試験 トランペット

[ 2013/08/12 10:48 ] ディプロム取得試験 | TB(0) | CM(0)

【Diplom】Kammermusikprüfung

ハロルドです。

もう8月ですね。
北ドイツは最近暑い日が続いております。

7月2日(火)に室内楽試験(公開)をやりました。

DSC_0379.jpg
なんか画像暗いな......汗

チラシを作成して学校内に貼ってみました!個人的にはキレイにできたと自画自賛。笑

ロストック音大におけるディプロム試験の規定がずいぶん様変わりしたようで、
卒業試験も今までのようにあっさり終わらせるわけにはいかなくなり、
学生はけっこうな数のプログラムを準備しなければいけません。

基本的には、少なくとも三つの異なる時代を組み合わせてプログラムを
組むことになります。なのでわたしはシンプルにバロック・クラシック・
モダンを選びました。ほかの試験もそうする必要があります。


今回は室内楽 (Kammermusik) の試験ということで、オルガンと二曲、
もう一曲はトランペットの二重奏 with 弦楽器のプログラムにしました。

P.J.Vejvanovsky : Sonate in g-Moll für Trompete und Orgel
H.L.Schilling : Canzona über "Christ ist erstanden" für Trompete und Orgel
V.Rathgeber : Concerto op.6 in Es-Dur für zwei Trompeten und B.c.

日本では馴染みのない曲にしてみました。笑
というか、オルガン好きじゃなかったらドイツでもあまり知られてないかも?

上記二曲は録音を聴いてすごく気に入って絶対やると決め込んでました。
もう一曲はアンサンブルっぽい感じでやりませんか、と室内楽の先生に勧められたので。
(そして譜面はめっちゃ簡単だったwww)

試験前はやっぱりかなりナーバスだったと思います。
久しぶりに人前で演奏する、という緊張との戦い…というか。苦笑
室内楽の試験だったので、わたしは先生に指導してもらわずオルガン奏者とだけで
練習を重ねたのですが、他人にも少し指導してもらえばよかったな、とも思います。

当日は試験官の先生方だけではなく、知り合いや友達も聴きに来てくれまして
そのへんは意外に緊張せず。どっちかというとオルガン奏者とのコンタクトが
思うようにいかなかった感じで、そっちのほうにびっくりしつつ緊張した!笑

録音を聴きましたが、う~む、もっとおもしろく表情豊かに演奏したかった。
自分で思うよりも全然聴き手に届いてないな~と思い、反省。

しかし今回の試験を皮切りに、緊張癖も克服できるだろう…と楽観的。

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タグ : ディプロム マスター バチェラー 卒業試験

[ 2013/08/07 10:40 ] ディプロム取得試験 | TB(0) | CM(0)

【Diplom】Diplom取得試験について。

ハロルドです。

今回は「ディプロム取得試験 - Diplomprüfung」について基本的なことを記しておきます。

ドイツ国立ロストック音楽演劇大学では、すでにディプロムの募集は停止しており
現在マスター Master とバチェラー Bachelor が履修課程となっています。
ディプロム Diplom の学生は遅くとも一年半後には一掃される予定(全て卒業させる)。

2010年秋より名称が変更したと同時に、履修内容も大幅に変更されました。
うちの大学は移行するときに「ビシッ」と変わるのではなく「なんとなく移行」
という感じだったので、二年くらいは不安定なまま試験をしていたりでしたが、
2012年の秋ごろから最近にかけて、ようやく大学の内政も整ってきたようです。

長らく不在だった金管楽器部長も決まり(今までは木管とひと括りでした)
私個人としてはこの夏に試験できてよかった、と思うのです。
金管部長がいなかったときはとにかく木管部長に話を通さなければいけなくて
(金管と木管はまったく事情が異なることが多い)
そして金管楽器というものは何かとお座なりに後回しにされることが多いので
金管部長の存在は周りにとっても良いことだと思います。

さて、ディプロム試験の概要。
Vordiplom についてはこちら

規定では「9ゼメスター終了時に試験を受ける」となっていますが
多くの学生は実技試験に一年くらいかけます。

専攻楽器実技試験(副専攻楽器を含む)
ソナタ試験 45分
コンチェルト試験 30分
室内楽試験 45分
オケスタ 30分

ソナタ試験「少なくとも三つ時代の異なる楽曲を用意すること」
コンチェルト試験「二曲用意、そのうちクラシックを必ず一曲含むこと」
室内楽試験「いくつかの楽曲、少なくとも二つ異なる時代を用意すること」
オケスタ「15曲用意、そのうち8曲当日指定」「副楽器では6曲中3曲当日指定」

ざっとこんな感じです。えらい大変になりました。
わたしが入学したころは、こんなに卒試に曲を用意しなくてもよかったのですが
前述したように、制度が変わってしまったためにディプロム課程でも卒試の見直しが
行われたということらしいです。

ハロルドは2013年夏ゼメスターで卒業予定でしたが、前々から体調を崩していたりで
全ての試験を用意することができず、今回はコンチェルトと室内楽を終わらせました。

あごが痛いとか身体の調子が戻らないとか悶々としていた時期もありましたが
再び長時間演奏できるようになったことは、自分にとって励みになりました。

今回の結果は芳しいものではありませんでしたが、次の試験に向けてがんばります。

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タグ : ディプロム マスター バチェラー 卒業試験

[ 2013/07/20 10:17 ] ディプロム取得試験 | TB(0) | CM(0)