非日常的ハロルド@どいちゅらんど

在独8年目となりました。北ドイツでのんびり暮らしています。

マリカのソファー/バリ夢日記

ハロルドです。

昨年末から再び読書熱、再燃なう。
たまにレビューっぽくここに書いてますが、見直してみたら雑食感あふれてますね。

今回は、吉本ばなな著「マリカのソファー/バリ夢日記」を読んでみました。



幼い多重人格者と近所に住む主婦の交流、とでも言いますか。
(こうやって書くと陳腐だなぁ、って我ながら思った)
もちろんあくまでも物語なので、実際はどこまで根気強くいられなければいけないのかも
計りかねますが、よく書かれているなぁと感動を覚えずに入られません。

マリカが成長していくにつれ、「自分」という存在をだんだんゆっくりと表に出していくようになる。
そうして少しづつ強くなっていくにつれ、いままで当たり前のように共存していた内部の「他人」が
マリカ自身もよくわからないまま、溶け込んでいく。らしい。
そして、18歳になったマリカのもとにはまだひとりの男の子が共存していて。。。

そんな感じでどんどん読めていけます。
もともとは「マリカの永い夜」という本の改題・改作だそうで、ずいぶんと手直しをしたようです。
手に入ったらぜひ読み比べてみたいです。

文庫本後半は、吉本ばなな本人による、旅行写真日記。
作家の旅行中に書くメモ日記、というのを読むのもおもしろい。

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[ 2012/02/20 16:29 ] 本 読みました | TB(0) | CM(0)

重松清を読む。

ハロルドです。

ドイツも秋らしくなってきました。
この半年、ずっと涼しかったんですけどね!
でも晴れ間が続いているので、なんだか外にでたほうが健康的な感じはします(爆

重松清さんの「みぞれ」と「トワイライト」を読みました。
息の長い作家さんです。
疾走」のイメージ・インパクトがものすごく強かったので、
上述の二冊はまったく違った印象でした。

ひとというものは、必ずどこかで繋がっているんですよね。
印象が違っていても根底にあるものはやっぱりおんなじなんだと思います。
重松氏の書く人間のイヤな部分の描写は秀逸だと感じます。

「みぞれ」は短編集。

ほのぼのとまではいかないけれど、ちょっと笑える描写が効果的に散らばっていて
どの話も楽しめます。

「トワイライト」は長編小説。

昔なつかし、昭和時代を回想するような現代の話。
わたしも昭和の端くれに生まれたものですから、おもしろく読みました。

超個人的に、重松氏の書く男性の心情がすきです。
ちょっとダメ男、に弱いようです(爆

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[ 2011/09/13 10:57 ] 本 読みました | TB(0) | CM(0)

赤い長靴。

ハロルドです。

ひさしぶりに江國香織を読みました。
もともと何度も読み返すほど大好きな作家さんのひとり、なんですが
やっぱりドイツにいると新刊が出ても買えませんので。

江國ワールドに入り込むのはそう難しくはありません。
と、声を大にして言いたい。
よく独特な感性だとか言われていますが、普段の生活に寄り添って
それを感覚的な言葉にしているだけだと思います。



「赤い長靴」は、彼女の話にはよくある「子なしの夫婦」という設定。
妻の視点で主に書かれていますが、時たま夫の視点で書かれている章もあり、
いつもどおり、そのちぐはぐさがたまりません(・ω・)

たくさんのレビューが書かれていていくつか読みましたが、本当にこのひとの話は
賛否両論だなぁ、と笑ってしまいます。

結婚もしていないわたしからすると「子どもがいればいいんじゃない?」と
単純に考えてしまいますが、たぶんやっぱり一概にそれがいいわけでもないんです。

しばらくしたら再読してみようと思ってますが、いまはまだいいかな 笑

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[ 2011/08/31 13:09 ] 本 読みました | TB(0) | CM(0)

パイナップルの彼方。

ハロルドです。

山本文緒さんの小説って、いまのわたしにとってすごいおもしろい。
いつだかに「恋愛中毒」も読みました。
ほのぼのっぽいのに、かなりどろどろ・ぎとぎと~な展開へと
巧妙に持っていくのがステキすぐる(・ω・)



「パイナップルの彼方」も期待して読んでみて、間違いはなかったです。
主人公がオトコオンナみたいな中性なひと、っていうのもよかった。意外な感じ。
わたし自身どっちかっていうと「男勝り+女らしさの共存」みたいなのを目指す
というか、よしとするタイプなので、その対比っぷりもよかったです。

中間部はどきどきして大変おもしろかったんですが、終結部がちょっと尻すぼみな感じ。
まぁ、そういうのも悪くないとは思いますけど(・ω・)

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[ 2011/08/29 16:15 ] 本 読みました | TB(0) | CM(0)

遠藤周作の”沈黙”。

ハロルドです。

たまに更新・読書日記(つーかただのログやね)。
ぼやぼやしていたらあっという間に8月中旬。
時間はまだまだあり余っているので、本を読む毎日。

前置きが長くなりますが、書いておきましょう。
ロストックの友達が、夏休み期間まるっと家を空けるということで、
植物の水やりを頼まれています。(週一)
彼女のうちにはたくさん本があり、いままでのわたしだったら買うどころか
読まないタイプのものばかり。
食わず嫌いもいい加減アレだし、ちょうど新鮮だと思われる感覚に飢えていたので
どんどん借りてきています。

沈黙 (新潮文庫)沈黙 (新潮文庫)
(1981/10)
遠藤 周作

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このあたりの作家はまったく読んでいません。でした。
どんだけ食わず嫌いだったんでしょう。もう。

この方、キリスト教信者なんですね、有名なんですね。
内容が濃ゆくてなんだかお腹いっぱいになりました。

ってまた「読みました・事後報告」で終わります。続く。

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[ 2011/08/18 15:56 ] 本 読みました | TB(0) | CM(0)

またまた本を借りてくる。

ハロルドです。

またまた友人宅より大量の本を借りてきました。
かなり飢えているようです、わたし。

もともと本を読むのは好きですが、ドイツに来てからはドイツ語に没頭したいと
思っていましたし、そこまで読みたい本というのもありませんでした。
(ドイツ語に没頭・・・はちょっと無理でしたw)
好きな作家さんだけをバイブルにして、このウン何年、がんばってきましたょ(笑

しかし、この歳になって気になり始めたことは、音楽・楽器・身体・精神面のこと。

楽器を演奏できる身体を持っているのが当然!のように思っていたツケが
いまごろ来たのか、春から体調を崩してしまっていました。
何度かブログに書きましたが、理学療法に行ったりしてみたものの、結果的には
自分で自分の身体をよく知っていなかったなぁ、と感じました。
ドイツ語で処置を受けるのも特に問題はなかったんですが、知ろうとすればするほど
日本語で知りたくなっていきました。
わたしは変に理屈っぽいので、専門的な用語は理解できる言葉で覚えたいのです。
ドイツ語では満足できないのです。難しくなるしね・・・(汗

とりあえず、試験も終わったので体調と精神面は良くなってきたと思います。
週末から練習を再開し始め、でもやりすぎてはまたふりだしに戻ってしまう、
そんな自分の葛藤のようなものを制御しながら練習するのは、とっても大変です。。。
休憩を適度に取る、ということがなんて難しいんでしょう(笑
わたしは練習室で時間の余裕があれば楽器を持ったままだったし、それを良しと
思ってもいましたが、最近ようやくストレッチやマッサージをしたり、そんなことが
休憩時にできるようになってきました◎

まだまだ本調子ではありませんが、地道に基礎練習に費やす夏休みになりそうです。

で、借りてきた本(・∀・)

音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング
(2001/01)
バーバラ・コナブル、ベンジャミン・コナブル 他

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音楽家の身体メンテナンスBOOK音楽家の身体メンテナンスBOOK
(2008/12/20)
ジャウマ・ルセット・イ ジュベット、ジョージ オーダム 他

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どちらもいい感じの内容です。
インターネットで調べていくより、こういった本を納得するまで読むほうが
性に合っている気がします。

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[ 2011/07/19 15:27 ] 本 読みました | TB(0) | CM(0)

アルジャーノンに花束を。

ハロルドです。

授業と試験が終わったので、今週から夏休みになりましたー◎

週末は女子サッカー観戦を楽しみーの、☆なでしこJAPAN世界一☆になりーの、
日本が元気になってよかったと思ったし、とてもいい試合でした。
ドイツでの試合だったので、リアルタイムで観れて、それも海外にいる良さですねw

自分の今後のモチベーションアップにもつながるような。
とにかく元気で健康であることはイイコトです(`・ω・´)

今週来週はできるだけブログを書こうと思っていて、内容はきっとまとまりがないだろうけれど
楽器のことや試験のこと、この夏学期中に思ったことを整頓したいなぁというかんじ。

ペースが遅くなったんだけど、読書はゆるゆるとつづいております。

アルジャーノンに花束をアルジャーノンに花束を
(1989/04)
ダニエル キイス、小尾 芙佐 他

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言わずもがな、ダニエル・キイスの代表作。
むかーしむかしに読んだことがあって、でも断念したので再読なう。
結末は知っているんですけど(爆)いい本というのは何度読んでも色褪せません。
(って前にも書いたかも??)

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[ 2011/07/18 10:29 ] 本 読みました | TB(0) | CM(0)

夏目漱石の”こころ”。

ハロルドです。

先週末は運よくビッグバンドでエキストラとして演奏してきました(`・ω・´)
日本にいたときはバンド活動もしてたものですが、ドイツに来てからは
めっきりクラシック一辺倒な生活だったので、新鮮でした。

一番ラッパを吹いていたのがベルリンから来ていたエキストラで
イケメン☆キラキラ王子」と勝手にあだ名をつけました。
かっこよかったんですよ 笑
アドリブもすごく上手かった。


そんなこんなで(どんな?)今週はロストック音大入学試験週間です。
練習室が取れない、悪魔の週間です。

ちょくちょく書いているとおり、私自身すこぶる調子がいいわけでもないのであんまり問題はなく。
練習に行くというより、自宅待機&来る試験のための勉強、という感じです。

家にいるのでネットを必然的に多用します(ただのネットサーフィン)。
あ、でも本もあいかわらず読んでますぉ。


今週から夏目漱石の「こゝろ」を読み始めました。
中学生のころに「我輩は猫である」を読破できなかった身としては不安もありましたが
意外にすいすい読めてうれしい限りです。
そんだけオトナになってきた、ということで。笑

こころ (新潮文庫)こころ (新潮文庫)
(2004/03)
夏目 漱石

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死を選ぶことは難しい、そして死なずに生き続けることもまた難しい。

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[ 2011/06/22 16:21 ] 本 読みました | TB(0) | CM(0)

おめでとう、ありがとう。そして村上春樹。

ハロルドです。

先週いっぱい、ロストック音大では「Kammmermusikfestival」が開催されていました。
直訳すると「室内楽フェスティバル」ですw
わたしはトランペットアンサンブルと金管七重奏で参加しました。

トランペットアンサンブルはなんだか大変でした。
現在のロストック音大トランペット科はほとんどがアジア人で構成されていて、
ドイツ語での意思疎通がけっこうできてない・・・(笑えない
まぁ、演奏だけはできるんだけど。
それじゃあつまんないってのー(´・ω・`)

金管七重奏は Mnozil Brass 版の 「Florentinermarsch」 をやりました。
曲は難易度もそこそこに高く、おもしろかったです。
わたしはあいかわらず調子が良くなかったので、三番トランペット吹いてましたw
最後のメロディーは持ち替えてピッコロTp吹いたけどwww ←どんだけ負けず嫌いなんだ


そんな中、誕生日を迎えました◎
体調崩したりストレス溜まったりさんっざんな上半期だったけど。

誕生日過ぎてから、ちょっとだけものごとを軽めに受けとることができるようになりました。

あごが痛いとか身体が硬いとかトランペット上手く吹けなくなったとか、
そんなことは人生の通過点でしかない、と。
そりゃあ回復はしたいし、回復しなきゃいけないと思います、自分自身のために。


先週からはこれを読んでいます。

走ることについて語るときに僕の語ること走ることについて語るときに僕の語ること
(2007/10/12)
村上 春樹

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わたしにとっての新刊。
これはまだ読んだことがなかったので。
やっぱりこのひとの文章はおもしろい。

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[ 2011/06/15 16:18 ] 本 読みました | TB(0) | CM(0)

わたしは恋愛中毒、ではないと断言できる。

ハロルドです。

先週末から毎日夏日が続いていたんですが、とうとう大雨が降りました。
Twitter にもつぶやいたんですけど、ほんとに「バケツをひっくり返したような」という
表現がぴったりでした。
ざばざばーっと降った、そのあとのもやもやした空気がキライではないです。


ロミオとジュリエット(S.プロコフィエフ)のCDを借りてきました。
ゲルギエフ指揮。
このバレエをDVDで観るのがすきなのです。
いつか生で聴きたい・観たい。

DVDで観るとどうしてもPCの画面から離れられなくなってしまうので
(まるでコドモのようだ)CDを借りてきましたよ。
トランペットが上手いです。さすがロシア。
いろんな楽器のソロが多い曲なので、聞き比べても楽しめます^^


「恋愛中毒」を読み終えました。
気分が落ち込んでるときに読むもんじゃなかったです 苦笑

恋愛中毒 (角川文庫)恋愛中毒 (角川文庫)
(2002/06)
山本 文緒

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ネタばれしちゃうけど、超簡単に言えば、重度のストーカーの話。
読んでいてもまるで変わったところのない、積極的でなくちょっと暗めで真面目な女。
そんなひとってきっとたくさんいるんでしょうね。

普通であるはずのひとが狂気を持つ瞬間、みたいなものが随所に散りばめられていて
もちろんどんどん話に引き込まれます。
男性はあんまり読後感がよろしくないようです。なんだかなぁ。
(レビューなどを読むとそういう意見が多かった)
女の書いた女のための女の本、という感じです。

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[ 2011/06/08 15:29 ] 本 読みました | TB(0) | CM(2)